みなさんこんにちは、採用窓口の伊藤です。
梅の花が見ごろを迎える季節となりました。
如何お過ごしでしょうか。
今回は、KEYENCEのデジタルマイクロスコープVHX-8000を新たに導入しましたので、紹介します。
昨今、機械実装で使用する部品は、微小化されてきており、人の目で確認するには限界が来ています。
機械実装とは、プリント基板に電子部品を接合し、電気的につなげるとともに、機械的な固定を行う工程を言います。
プリント基板に電子部品を接合している様子
弊社では基板に装着する部品を組み込み実体化させ、実際に電気機器を働く状態にさせています。
もっとも、機械実装では品質を安定させる為に重要な工程として、
基板にはんだを印刷する工程があり印刷厚はメタルマスク(基板にはんだを印刷する治具)の厚み+20㎛~30㎛と細かい数値管理が必要です。
管理値から外れてしまうと実装した部品の立ちや、ズレといった不良が発生してしまいます。
1㎛ = 0.001㎜
人間の目では正直分からない細かい数値です。
従来は、このはんだ印刷のバラツキなどの問題に対し、長い時間対策時間を設け対応しておりましたが、
この設備を導入したことにより即時対策を講じる事が出来るようになり、短い時間で同じ品質の製品を安定供給できるように改善されました。
今回はメタルマスクの厚みの数値を取り上げましたが、
他にも様々な管理値があり、はんだ量の体積、面積、ズレといった管理値でコントロールされています。
今回インタビューにご協力頂きました、実装係チームのみなさんありがとうございました。
専門的な知識がないと改善が難しい状況ですが、
今後もお客様のニーズに合ったものづくりができるよう取り組んでまいりたいと思います。
3月を迎えて日増しに暖かくなってきましたが、朝夕はまだ少し冷えますのでお風邪など召しませぬようお気を付けください。